社外マナー

社外マナーの基本と心得

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社外マナー 
 
無礼講とは、身分・地位の上下を抜きにして楽しむ酒宴のこと。
 
社員旅行での宴会や、営業目標を達成したときの打ち上げなどは、よく無礼講になります。
しかし、これを真に受けてはいけません。
 
無礼講だからとすっかり羽目をはずして、上司や会社に対する不平不満をぶちまけたりするのは
愚の骨頂です。
相当腹にため込んでいたんだなと思われるだけで、何の得もありません。
 
無礼講でも自分の立場をわきまえ、社外マナーを心がけ、相応の理性を持って行動することが大切です。
 
 
■ おごりとワリカンの境界線
 
会社の人と飲みに行くのはいいけれど、勘定の段階になって悩むことがあります。
 
これはおごりなのか、それともワリカンなのか。上司のポスト、店の勘定、同席した人数、
給料日前か後かなどによって状況は異なりますが、基本的には次のように考えられます。
 
年齢が大きく離れた上司と飲むときは、上司のおごりと考えるのが一般的です。
相手もそのつもりで誘っているので、ここは遠慮なくごちそうになるのが一番です。
気を利かせたつもりで、「ワリカンで結構です」などといえば、逆に上司のメンツを
つぶすことになります。
 
ただし相手が上司でも、他にたくさんの部下を引き連れているとき、あなたが自分の
行きつけの店に招待したときなどは、その限りではありません。
比較的年齢の近い上司や主任クラスの先輩と飲むときは、相手が「今日はおごりだ」とでも
いわない限り、ワリカンと考えるのが常識です。
 
中には、目下の者には絶対金を払わせたくないという男気のある人もいますが、
何かと理由をつけて、三度に一度はお返しする気配りが必要です。
 
男女共に、同僚と飲むときはもちろんワリカンです。
職場では、男女の性差を必要以上に意識することはありません。
 
 
■ 支払いはスマートに
 
お客様や協力業者と食事を一緒にしたときなど、こちらで勘定を持たねばならないケースは、
最初から相手に「勘定はウチが持ちます」という姿勢を示しておくことです。
 
注文するときに「○○でいいですか」と座をしきる、食事中にレシートを取って自分の
ポケットにしまう、先方がトイレに立ったときに精算を済ませるなど、先手を取って行動すれば
相手も妙に気を回さなくてすみます。
 
逆にごちそうになる場合は、接待を受けていいかどうかを上司に確認するなどして、
慎重に対応する必要があります。
安易な行動は相手に対して借りをつくってしまうことになりかねません。
 
新人がお得意様や協力業者から接待を受けるときは、まず上司に確認してから。
そして、接待を受けたときには必ず上司に報告することが鉄則です。
 
 
■ 出張経費は正確に
 
往復の交通費、ホテル代、おみやげ、食事代、飲み代、タクシー代、電話代など、出張中は
何かとお金が出るものです。
 
会社が経費として認めてくれるものは、必ず領収書をもらいます。
電車賃、バス代のように領収書が出ないものは、そのつど料金をメモしておかないと、
後で確かめようがないので大変です。
 
出張先が観光地に近かったりすると旅行気分になりがちですが、会社への連絡とお金の管理は、
普段よりも厳しくする必要があります。
 
出張経費の請求は会社に戻ってからになりますが、このとき、友人と飲んだ酒代や、
プライベートで行った観光地めぐりの費用をごまかして請求しないこと。
こういうウソは必ずバレるものです。
 
上司にとって部下の出張は、公私のケジメができているかどうかを診断する、
絶好の機会になることを肝に命じておきましょう。
 
 
 
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